
後祀りの祭壇のお祀りの仕方

なぜ白木の位牌・祭壇や白磁器の仏具なのでしょうか?
お葬儀は突然のことでご自宅に祭壇や仏具をお持ちの方も少ないかと思います。
そのため取り急ぎ準備したものなので、白木で作った祭壇や仏具になっています。
ご自宅に法要用の祭壇や仏具等をお持ちの方はそれをお使い頂いても差し支えありません。
御霊供膳

※ 中陰祭壇のお祀りの一例です。
御霊供膳は、本来2膳お供えします。ご本尊様とご新佛様それぞれにお供えします。
スペースの都合等で1膳だけお供えされることが多いようです。
また、先述の通り御霊供膳も写真のように白木の物を葬儀社さんがご用意して下さいますが、自宅に塗の御霊供膳があればそれをお使い頂いて差し支えありません。
御霊供膳のお供えの仕方等について詳しくは別の記事で述べさせて頂きます。
お供物について

お供物は、故人さまのお好きだった物をお供え頂ければと思います。
原則は肉魚等の不精進の食べ物や棘や毒のあるお花等はお供えを控えて下さい。
お寿司等の不精進の物で故人さまのお好きだった物があればご佛前にお供えするのではなく、お皿に取り分けて食卓で影膳としてお供えして頂ければと思います。
祭壇のお供物も生もの等の傷みやすいものは適宜お供えした後は冷蔵庫に入れてお下がりを頂くようにして下さい。
食べ物も尊い命によって創られています。無駄にしないようにして下さい。
満中陰法要について
大切な方の旅立ちから四十九日までは慌ただしく時の経つのは早いものです。色々な手続きやお世話になった方々へのご挨拶等と多忙を極めるかと思いますが、満中陰法要のために準備しておかないといけないことを少しお話しさせて頂きます。
まず、事前に準備・検討しておくべきこととして
① 本位牌 ② お佛壇 ③ 満中陰法要の御供物 ④ 納骨等の手配 等々
上記はあくまで例示ですので、お祀りをされる環境やそれぞれの事情に合わせてお佛壇の購入やお位牌の建立は検討して頂き、納骨の時期についても菩提寺のご住職さん等とご相談して頂いてお決め頂くのがいいかと思います。
新佛さんであれば、忌明け後はどこで、どのようにお祀りするかを考えてお佛壇・お位牌の大きさ等を考えてご購入頂くこと、納骨につていも納骨先が無ければ場所・立地・費用等の検討すべきことがたくさんあるかと思いますので、今後のことも含めてゆっくり考えてお決め頂くことが大切かと思います。
※ お祀りの仕方は「宗旨宗派」「地域」「出身地」によって異なりますし、それぞれのお家で護り続けていることもあるかと思います。
大切なことは「ご先祖様への報恩謝徳の想い」と「近しい亡き方々への想い」だと思います。
あまり形式にとらわれ過ぎないように、供養は十人十色、あなたの想う供養のカタチを創造して欲しいと思います。
気になることや不安なことは菩提寺さんや身近なお坊さん、葬儀社・仏壇仏具屋さんに尋ねてみて下さい。
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